december


12/31(sat)     『 長い1年 』

サヲリ

いや〜、それにしても今年は日記書かなかったな〜、ぜんぜん書かなかった(笑
でも絵はけっこう描いた(と思う)。

去年はナウシカばかり描いたけど、今年は地球防衛軍をたくさん描きました。
歩兵的計画ではオリジナルの絵を描くのはもう少し先になるだろうと考えていたので、予想外の展開です。
自分の好きなモノを自分の好きなように描くのはホント楽しいです、去年以上に楽しんで絵を描けました。
この1年で少しは上達できたかなぁと思います。
1つイラストを描くごとに何か1つでも得るものがあるように、
なるべく今までに描いたことのない構図やシュチュエーションになるようには意識してました。
第3者から見ればあんまし分からないかもしれませんが(笑
去年の今頃には出来なかったことも今はずいぶん出来るようになりました。そういうのが増えました。
まだまだイケるな〜、少なくとも今の2倍は上達できる自信があります(笑
まだまだイケる。

絵を描いてて一番ツラいと感じるのは、自分のイメージ通りに描けない時ではなくて、
自分がこれ以上ウマくなれないんじゃないかと感じたときです。 それが一番おそろしい。
絵を描き始めてからこの1年半の間で、少なくとも2度ほどそういう状態に陥りましたが乗り越えました。
歩兵はこれを限界突破と呼びます(笑
それを機に劇的に絵が上達するわけではないんですが、新しい方向性や目標を見い出します。
今の自分が上手いか下手かは正直どうでもいいです。 今よりも上手くなれるかどうかにしか興味はありません。
自分が下手だと感じるのなら上手くなるように努力すればいいし、下手な状態から上達していく過程が何より楽しいです。


日記には書きませんでしたが、今年はほぼ1年を通して就職活動しておりました。
それ以前に日記を書いてませんが(笑
東京、大阪、名古屋に京都、滋賀まで行きました。
地元志向のカケラもないので、興味を引かれる会社を見つけたら東京だろうが滋賀だろうがお構い無し。
カネがかかることこの上なし(韻を踏んでラップ調

東京だけでも少なくとも7回は行ってるので、就職活動に費やした合計額は学生を餓死させるには十分な破壊力を有します。
まぁ、九州の学生が九州を離れて就職しようとすれば大抵そんくらいはかかりますが。
色々な会社を見て、お話させてもらって、色々と勉強させてもらいました。
人生における大きな岐路であることは間違いないわけで、やはり色んなことを考えさせられた1年でした。
歩兵個人の感想として、就職活動って運も必要だなぁと感じました。
運っていうのは、面接で気に入られる運や作品選考を通過する運ではなく、巡り合わせの運です。
会社はそれこそ星の数ほどあるわけで、その中から自分の理想とする会社を見つけ出し、
さらに面接担当の方や専務、社長とお話させてもらった時に自分の中でなんかこうバチコーンとハマる。
これはけっこう難しいことだと思います。
歩兵は最後の最後で理想的な会社に出会えたと思っております。
社長、歩兵は死ぬ気で頑張る所存であります!笑
あぁ〜、アニメを作りたい。
とにかくアニメを作ることが今の自分の中で最大の目標、20代、30代をターゲットにしたアニメがもっとあってもいいんじゃないかと思う。
そういうアニメをもっと見たいし、作ってみたいです。
ネットというメディアがさらに拡大し、TVが最大のメディアではなくなったとき、もっと面白いことができるに違いない。
自分がどこまで成長できるか、この5年が勝負です。
やらないといけないこと、勉強しないといけないことが沢山あります。
いろんな事を貪欲に吸収して、立派なジェントルメンになろうと思います。


変化の激しい大変な1年でしたが、実り多い1年となりました。
まだ修士論文が終わってませんが、データがほぼ出そろったのでなんとかイケそう。 イケないと卒業できませんが(笑
「マスター」という称号がなんかフォースとか使えそうでカッコイイので、なんとしても卒業しようと思います。

ほとんど更新されないにもかかわらず、たくさんの方が覗きに来てくれたことには本当に感謝しております。
嬉しいような、申し訳ないような気持ちであります。
特に地球防衛軍を描き続けられたのは、コメントをくれた方、拍手などで応援してくれた方のおかげです。
本当にありがとうございました。
今後も絵は描き続けようと思います、これはやめられそうにありません。
日記も(気が向いたら)書こうと思います。
こんな怠惰なサイトですが、今後も末永くよろしくお願いします。
それでは、みなさん良いお年を〜。





                                 2005年 12月31日       第7歩兵師団



12/04(sun)     『 ツートップ 』

ケイト

高校3年のときのクラスメートで、M君というのがいた。
以前の日記で、歩兵はクラスでブッちぎりの最下位だったと書いたが、実はライバルがいたのだ。
それがM君だった。
1年間、歩兵とM君は熾烈な最下位争いを繰り広げた。
恥ずかしいことこの上ない。
3年7組のツートップと呼ばれていたとかいないとか。 実際はツーバックだったわけだが…。
恥ずかしいことこの上ない。

M君は、黒ぶちメガネをかけ、髪は目が隠れるほど長く、ヒョロい体つき。
でも、妙に清潔感のある男だった。
パソコン部か何かに所属していたが、活動しているところを見たためしがない。


3年になってから歩兵はほとんど勉強しなかったわけだが、M君も負けないくらい勉強してなかった。
授業中、先生の質問に対してマトモに答えられた記憶がない。 たまに第六感で答えが当ったりもした。
ごくマレにこっそり予習とかしてて、まるで優等生のように完璧な解答をすることもあった。
そんな時は「 なに普通に答えてんだ、コノヤロー 」とお互いをバカにしあった。
周りのクラスメートは、やれ医学部だ、やれ薬学部だ、って奴ばかりだったので、歩兵とM君のバカはことさらに際立った。
周りが「 3次方程式がどうのこうの… 」、「 行列がどうの… 」みたいな会話をしてるとき、
歩兵とM君は「 あそこのコンビニの店員はカワイイ 」、「 いや、あっちのコンビニの店員のほうが… 」なんてことを熱く語っていた。

歩兵とM君は休みの日に一緒に遊ぶほど仲が良かったわけではないが、他の人間には分からない堅い絆で結ばれていた。
走るのが苦手な者同士が、マラソン大会で「最後まで一緒に走ろうね」的な連帯感が生まれるのに似ている。 ちょっと違うか(笑

M君は遅刻魔だった。
家が近いくせに、しょっちゅう遅刻してた。
帰りのホームルームのときに登校して来たこともあった。
教室にいた全員が「 一体何しに来たんだ? 」と呆れ果てた。
それに対して、歩兵は中学、高校6年間を通して無遅刻・無欠席・無早退。
生活態度(だけ)は良かった。 でも成績は悪かった。


M君は暗い性格ではなかったが、決して人前で自分の意見を言うタイプではなかった。
文化祭が近づき、クラスで何をやるかを話し合っていたときのことだった。
「お化け屋敷」、「タコ焼き屋」など、オーソドックスな提案が次々と出されていた。
そんな時、M君が『 はい!!』と元気よく手を上げた。

M君 『 ゲイバーがやりたいですっ!!』

教室中が「シーーン…」ですよ、3年7組は失笑の嵐。
歩兵 『 おぬし、正気か…!?』
歩兵も最初はギャグで言ってると思っていたが、M君の目は本気だった。
話し合いの結果、3年7組は「ダーツ大会」をやることに決まった。
今でもM君の悲しそうな表情が忘れられない。
なぜM君があそこまでゲイバーに固執したのかは今でもよくわからない(笑


今頃、M君は何してるんだろう。
高校卒業後、歩兵はすぐに長崎を離れてムショに入ったので、M君がその後どうなったのかよく知らない。
アウシ○ビッツで腐り切った根性をタタき直され、3年7組のツートップと呼ばれた歩兵が今や大学院生です。
M君に話したら笑われそうだ。

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